鳥取の元湯温泉は、JR鳥取駅から徒歩圏内の市街地にありながら、天然温泉を気軽に楽しめる昔ながらの温泉銭湯です。
大正14年の1925年に「噴泉浴場」として開湯し、2025年には開湯100周年を迎えた歴史ある施設で、観光客だけでなく日常的に利用する地元の人にも親しまれています。
大きな観光温泉施設とは異なり、大浴槽と水風呂を中心としたシンプルな造りですが、浴槽だけでなくシャワーやカランにも温泉を利用しているのが大きな特徴です。
料金も一般的な日帰り温泉施設と比べて利用しやすく、鳥取駅周辺の観光や仕事の前後に短時間で天然温泉へ入りたい人にも向いています。
ここでは元湯温泉の料金や営業時間、泉質、設備、アクセス、駐車場、持ち物まで、初めて訪れる前に知っておきたい情報をまとめます。
自宅で本格的なにごり湯が楽しめる
鳥取の元湯温泉はどんな銭湯?
鳥取市末広温泉町にある元湯温泉は、鳥取温泉の湯を利用している公衆浴場で、一般的なスーパー銭湯よりも昔ながらの温泉銭湯に近い施設です。
鳥取駅周辺という便利な場所に天然温泉が湧いていること自体が特徴的で、遠方の温泉地まで移動しなくても市街地で本格的な湯を楽しめます。
まずは元湯温泉を利用するうえで特に気になる基本情報から確認していきましょう。
基本情報
元湯温泉は鳥取県鳥取市末広温泉町557にあり、鳥取駅北口から歩いてアクセスできる温泉銭湯です。
豪華な大型浴場や多数の露天風呂を巡るタイプではなく、天然温泉そのものを気軽に味わうことを重視したシンプルな施設となっています。
旅行中に鳥取らしい温泉を体験したい人はもちろん、朝風呂や仕事帰りの入浴など日常使いをしたい人にも利用しやすい立地です。
| 施設名 | 元湯温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県鳥取市末広温泉町557 |
| 施設形態 | 温泉銭湯 |
| 温泉地 | 鳥取温泉 |
| 開湯 | 1925年 |
営業時間
元湯温泉は朝と午後以降の二部制で営業しており、通常は朝6時から9時30分までと、13時から23時まで利用できます。
それぞれ営業終了時刻の30分前に受付が終了するため、朝なら9時、夜なら22時30分より前に到着しておくのが安心です。
午前の営業終了後から午後の営業開始までは入浴できないので、鳥取駅周辺を観光する途中で利用する場合は時間帯をあらかじめ確認しておきましょう。
- 朝風呂:6:00~9:30
- 午後:13:00~23:00
- 受付終了:各営業終了30分前
- 通常定休日:なし
- 年末年始:変更の場合あり
入浴料金
元湯温泉の大人料金は550円で、観光地の日帰り温泉施設よりも比較的気軽に利用しやすい価格設定です。
中学生と高校生、小学生、幼児にもそれぞれ料金が設定されているため、家族で鳥取を訪れた際にも立ち寄りやすくなっています。
料金は今後改定される可能性もあるので、旅行日が先の場合や年末年始など特別な時期に利用する場合は最新情報を確認すると安心です。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | 550円 |
| 中学生・高校生 | 300円 |
| 小学生 | 200円 |
| 幼児・4歳以上 | 100円 |
| 3歳以下 | 無料 |
浴槽
浴室は大浴槽と水風呂を中心に構成されており、さまざまな種類のお風呂を次々に巡る大型温浴施設とは異なるシンプルさが魅力です。
主役となるのはもちろん天然温泉で、温泉に浸かって身体を温めたあとに水風呂を利用するなど、自分のペースで入浴を楽しめます。
露天風呂やテーマ別の浴槽を目的にするよりも、市街地の銭湯で天然温泉そのものを味わいたい人に適した施設と考えるとイメージしやすいでしょう。
温泉利用
元湯温泉で注目したいのが、浴槽だけでなくシャワーやカランのお湯にも温泉を利用している点です。
身体を洗うところから湯船に浸かるところまで温泉に触れられるため、設備の豪華さではなく湯そのものを重視したい人には魅力があります。
温泉街の旅館とは違った生活に近い雰囲気の中で天然温泉を楽しめることが、鳥取の元湯温泉ならではの面白さです。
- 大浴槽に天然温泉を使用
- シャワーにも温泉を使用
- カランにも温泉を使用
- 水風呂を併設
歴史
鳥取温泉は1904年に現在の吉方温泉町で発見され、その後1921年ごろには現在の元湯温泉につながる場所でも自然に温泉が湧き出していることが確認されました。
やがて本格的な掘削が行われ、1925年に「噴泉浴場」として開湯し、周辺で最初に出た湯という意味から地元で「元湯」と呼ばれるようになったとされています。
その呼び名が後に屋号となり、2006年には大規模な改築を経て、2025年には開湯100周年を迎えました。
単に風呂へ入るだけではなく、鳥取市街地に温泉文化が根付いてきた歴史を感じられる場所でもあります。
向いている人
元湯温泉は、観光施設としての華やかさよりも天然温泉や銭湯文化を楽しみたい人との相性が良い施設です。
鳥取駅の近くに宿泊している人なら、ホテルの浴室ではなく地元の温泉へ入りたいときの選択肢にもなります。
朝6時から営業しているため、旅行日の朝を温泉から始めたい人にも便利です。
- 天然温泉を手軽に楽しみたい人
- 昔ながらの銭湯が好きな人
- 鳥取駅周辺に宿泊する人
- 朝風呂を楽しみたい人
- 短時間で立ち寄りたい人
元湯温泉の泉質を味わう魅力
元湯温泉を訪れるなら、建物や設備だけでなく鳥取市街地から湧く温泉そのものにも注目したいところです。
鳥取温泉は山あいの温泉郷ではなく市街地に存在しているため、駅や飲食店のすぐ近くで天然温泉を楽しめるという珍しい体験ができます。
浴槽数の多さではなく、温泉を身近に感じられることが元湯温泉の大きな価値といえるでしょう。
鳥取温泉
鳥取温泉とは鳥取市中心部に点在する吉方温泉、永楽温泉、末広温泉などを含む市街地の温泉で、元湯温泉では末広温泉の湯が利用されています。
一般的な温泉旅行では駅から山間部や海沿いの温泉街へ移動することも多いですが、鳥取温泉ではJR鳥取駅周辺にいながら天然温泉を楽しめます。
観光で歩き回ったあとや列車へ乗る前後など、旅行の予定へ組み込みやすいところも市街地温泉ならではの魅力です。
- 鳥取市中心部の温泉
- 駅から徒歩圏内
- 日常利用しやすい
- 旅行にも組み込みやすい
湯の楽しみ方
元湯温泉は多種類の浴槽を巡ることを目的とした施設ではないため、まず大浴槽でゆっくり身体を温めるシンプルな入り方が適しています。
熱めのお湯が得意でない場合は、いきなり長時間浸かろうとせず、短めの入浴と休憩を繰り返すと無理なく楽しめます。
水風呂も用意されているため、温まったあとに利用できますが、体調や温度差に合わせて無理のない範囲で楽しむことが大切です。
| 楽しみ方 | ポイント |
|---|---|
| 最初の入浴 | 短時間から入る |
| 大浴槽 | 天然温泉を楽しむ |
| 水風呂 | 無理せず利用 |
| 入浴後 | 水分を補給 |
街中温泉
元湯温泉の印象を大きくしているのは、天然温泉が湧く場所とは思えないほど普通の鳥取市街地に位置していることです。
温泉街特有の旅館が連なる風景を想像して訪れると雰囲気が異なりますが、住宅や店舗が集まる街中で地域の日常に溶け込んだ天然温泉へ入ることに独自の面白さがあります。
鳥取砂丘など有名観光地だけでなく、地元の人が普段利用してきた場所を体験したい旅行者にとっても立ち寄る価値があります。
元湯温泉へ行く前に知りたい設備
元湯温泉はスーパー銭湯とは設備構成が異なるため、何でも無料で用意されていると思って訪れると困ることがあります。
特にシャンプーやタオル類は事前に確認しておくと、現地で慌てずに済みます。
必要最低限の荷物だけでも利用できますが、自宅から持参できる場合は自分の洗面用品を準備しておくと快適です。
備え付け用品
浴室に無料で備え付けられている洗浄用品は基本的にボディーソープとなっているため、シャンプーなどを使いたい人は持参するか番台で購入します。
ホテルの大浴場やスーパー銭湯の感覚で手ぶらで訪れると必要なものが不足する可能性があるので、旅行中に立ち寄る人は特に注意しましょう。
一方で番台では入浴に必要な小物が販売されているため、持参するのを忘れた場合でも対応しやすくなっています。
- ボディーソープ:備え付け
- シャンプー:持参または購入
- 歯ブラシ:購入可
- カミソリ:購入可
- タオル:購入可
販売用品
元湯温泉ではリンスインシャンプーや歯ブラシ、カミソリ、タオルなどを番台で購入できるため、旅行途中に急に入浴したくなった場合にも対応できます。
フェイスタオルの販売や貸しバスタオルも用意されており、宿泊施設へ戻るまで濡れた大きなバスタオルを持ち歩きたくない場合にも便利です。
価格はいずれも比較的手頃ですが、利用時点で変更されている可能性があるため現地表示を確認してください。
| 用品 | 料金目安 |
|---|---|
| リンスインシャンプー | 30円 |
| 歯ブラシ | 30円 |
| カミソリ | 30円 |
| フェイスタオル | 100円 |
| 貸しバスタオル | 100円 |
| スキンケアセット | 200円 |
ドライヤー
入浴後に髪を乾かしたい人向けにドライヤーも用意されていますが、無料設備ではなく時間制の有料利用となっています。
長い髪をしっかり乾かしたい場合は使用時間を考えて小銭を準備しておくとスムーズです。
銭湯ではドライヤーやロッカーなどが一般的な温浴施設と異なる料金体系になっていることもあるため、現金を多少持って訪れると安心でしょう。
- ドライヤーあり
- 料金目安:5分10円
- 小銭の用意がおすすめ
- 長髪は時間に余裕を持つ
元湯温泉へのアクセスで迷わない方法
元湯温泉は鳥取県内の温泉施設の中でも公共交通機関を利用しやすく、JR鳥取駅から徒歩で向かえる点が魅力です。
自家用車でもアクセスでき、施設には駐車スペースも用意されています。
鳥取観光の移動手段に合わせて、徒歩、バス、車から利用しやすい方法を選びましょう。
鳥取駅から徒歩
JR鳥取駅北口から元湯温泉までは徒歩約12分が目安となっており、駅周辺に宿泊している場合なら散歩を兼ねて歩ける距離です。
鳥取駅周辺には飲食店も多いため、食事と温泉を組み合わせて夜の予定を作ることもできます。
ただし入浴後に雨や雪の中を長時間歩くと身体が冷えやすいため、悪天候の日はバスやタクシーなども検討するとよいでしょう。
- 出発:JR鳥取駅北口
- 徒歩時間:約12分
- 距離感:徒歩圏内
- 雨天時:バスやタクシーも便利
路線バス
徒歩での移動を短くしたい場合は鳥取駅から路線バスを利用し、生協病院前など最寄りの停留所から歩いて向かう方法があります。
生協病院前から元湯温泉までは徒歩約3分が目安なので、荷物が多い旅行者や暑い季節に歩く距離を減らしたい人にも便利です。
バスは曜日や時間帯によって運行本数が異なる可能性があるため、乗車直前に当日の時刻を確認して利用しましょう。
| 移動方法 | 目安 |
|---|---|
| 鳥取駅から徒歩 | 約12分 |
| 鳥取駅からバス | 約5分 |
| 生協病院前から徒歩 | 約3分 |
| 文化センター前から徒歩 | 約3分 |
駐車場
元湯温泉には利用者向けの駐車場が用意されているため、鳥取砂丘や周辺観光地をレンタカーで回っている途中にも立ち寄れます。
公式案内では駐車可能台数について17台分とする情報があり、鳥取市観光サイトでは19台とする案内も見られるため、現地の区画表示を優先して利用するのが確実です。
特に夕方など利用者が増える時間帯は満車になる可能性も考え、周辺で待機せず時間をずらすなど余裕を持った予定を立てるとよいでしょう。
- 専用駐車場あり
- 公式案内:17台分
- 観光案内:19台
- 混雑時は満車に注意
元湯温泉を快適に利用するポイント
初めて元湯温泉へ行く場合は、通常のホテル温泉や大型スーパー銭湯との違いを理解しておくと利用しやすくなります。
営業時間の中休みや洗面用品の準備など、小さなポイントを知っているだけで現地で困る場面を減らせます。
鳥取観光と組み合わせる場合は、入浴する時間帯まで含めて予定を組むのがおすすめです。
持ち物
できるだけ快適に利用するなら、タオル、バスタオル、シャンプー類、着替えなど一般的な入浴用品を用意しておくと便利です。
ただし多くの用品は番台でも購入またはレンタルできるため、旅行中に突然立ち寄ることになっても必ずしも宿泊先まで取りに戻る必要はありません。
ドライヤーなど有料設備の利用も考え、少額の現金や小銭を用意しておくとスムーズです。
- フェイスタオル
- バスタオル
- シャンプー類
- 着替え
- 小銭
- 飲料水
利用時間
観光客が特に注意したいのが9時30分から13時までの時間帯で、元湯温泉は朝営業と午後営業の間に中休みがあります。
鳥取駅へ午前10時前後に到着してそのまま入浴しようとすると営業時間外になることがあるため、朝風呂を利用するなら早めに、昼以降なら13時以降に予定を合わせましょう。
受付終了は営業終了時刻より30分早いため、夜23時まで営業しているからといって22時50分ごろに到着しても入浴できるとは限りません。
| 時間帯 | 利用の目安 |
|---|---|
| 6:00~9:00 | 朝風呂向き |
| 9:00~9:30 | 朝の受付終了に注意 |
| 9:30~13:00 | 営業外 |
| 13:00~22:30 | 利用しやすい |
| 22:30以降 | 受付終了 |
入浴ルール
公衆浴場なのでほかの利用者も気持ちよく利用できるよう、身体を洗ってから浴槽へ入るなど一般的な銭湯のマナーを守りましょう。
泥酔状態での入浴や、介助が必要な人が付添人なしで入浴することなどは禁止事項として案内されています。
入れ墨やタトゥーのある人についても利用を控えるよう施設側から案内されているため、該当する場合は訪問前に確認が必要です。
- 泥酔状態での入浴は禁止
- 必要な場合は付添人を伴う
- 混浴には年齢制限あり
- タトゥーは事前確認が必要
- 浴場内のマナーを守る
鳥取観光なら元湯温泉を街歩きに組み込もう
鳥取の元湯温泉は、巨大な露天風呂や豪華なリゾート設備を目的に訪れる施設ではなく、市街地に湧く天然温泉を銭湯という身近な形で楽しめる場所です。
1925年の開湯から100年以上続く歴史があり、現在も鳥取駅から徒歩約12分という便利な場所で地元の温泉文化に触れられます。
大人550円という利用しやすい料金で、朝6時から9時30分までと13時から23時まで営業しているため、朝風呂、観光後、夕食前後などさまざまな旅行日程へ組み込みやすいのも魅力です。
浴室は大浴槽と水風呂を中心としたシンプルな構成ですが、シャワーやカランにも温泉が使われており、華やかな設備より天然温泉そのものを楽しみたい人には特に向いています。
シャンプー類は基本的に持参または番台で購入すること、午前と午後の間に営業時間外となる時間帯があること、受付が終了時刻の30分前までであることを覚えておけば、初めてでも利用しやすいでしょう。
自宅で本格的なにごり湯が楽しめる
